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受精率と着床率を上げる方法①

こんにちは。5児の父で育児真っ最中の子宝カウンセラー

ダイエットカウンセラー・薬剤師の直田弥丈です。

ようやく大雪も落ち着き、雪解けが待ち遠しいですね!

 

さて「5組に1組のカップルが不妊である」という現代では、体外受精などをはじめとする「生殖補助医療(ART)」の実施数は毎年増加の一途をたどっており、特に近年では毎年右肩上がりの状況。

今回はお子さんを望んでいるご夫婦に知って頂きたい、

「受精率と着床率」についてご紹介させていただきます。

 

【日本は不妊治療の実施数と医療機関数が世界最多】

日本の生殖補助医療の実施数とそれを行う医療機関数は、世界最多と言われていますが、生殖補助医療における出生率はほぼ全ての年齢層で20%を下回っています。40歳代になると10%を下回りますが、だからと言って日本の生殖補助医療の技術レベルが低い訳では決してないと思います。
少しきつい表現になりますが、「日本の不妊患者さんは、世界最高の不妊治療を受けながらその成功率は世界最低」だという事実です。

 

最高の治療と最低の成績の「ギャップ」は、いったいどこにあるのでしょうか。晩婚化による治療開始年齢の高齢化がその答えだと思いますが、その答えを細分化すると

「(高齢化による)染色体異常」だと考えられます。精子の染色体異常も当然不妊原因の一つですが、卵子の染色体異常が昨今の不妊や流産の激増の最大の理由だと考えます。

 

「PGS(着床前スクリーニング)」という用語をご存知でしょうか。

まだ日本での実施は認められていませんが、胚盤胞まで育てた受精卵にこのPGSを行うと、その受精卵の染色体が正常なのか異常なのかを知ることが出来るのです。

現在の生殖補助医療は、受精卵の染色体が正常であるかを判断しないまま移植するため、非常に低い出生率です。もしPGSで受精卵を選別してから移植出来るようになれば、その成功率は「約80%」と言われています。残り「20%」は染色体以外の要因で妊娠に失敗していると言えます。

 

現状では、異常になってしまっている染色体を正常化させることは不可能です。不妊や流産を起こさないために、

「いかに卵子の染色体を正常なまま保つのか」が肝心だと思います。

 

次回は、【卵子の染色体を正常に保ち、不妊を起こさない方法】についてご紹介します。

 

ご覧いなっていますか。「隣の家族は青く見える」

妊活もテーマの一つになっています。
妊活や家族について考えさせられる内容で毎週楽しみです♪

大切なことは、「他人と比べない」ってことですね!

ぜひ幸せになって欲しいと願います。

今日はこんなところで。

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