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不妊の改善

不妊の改善には・・・

  • 冷えを改善しましょう
  • 血行不良をなくす
  • 胃腸の働きを整える
  • 栄養素不足を解消する
  • ホルモンバランスを整える
  • 有害物質を積極的に身体の外に出す
  • ストレスを解消する
  • 嗜好品(たばこ・アルコールなど)に気をつける
  • 身体を動かす(運動不足解消)
  • 疲れをためない
  • 良い食事の摂り方をする

不妊体質を改善する

現代の生殖医療は、ホルモン治療や顕微授精をはじめとして、どんどん高度化してきているわけですが、逆に不妊症で悩むご夫婦は、次第に増加しているのが現実です。高度医療を否定する訳ではありませんが、単に受精卵と精子、そしてホルモンの問題だけで、妊娠を追求する現代医学では、中々解明できない人間の生命力のようなものがあるのでしょう。

最近の超高度生殖医療でも、不妊症の夫婦が妊娠する確率は、25~30パーセント程度といわれ、妊娠しても、無事出産までこぎつけるのは、それよりもさらに低いのです。どんなに最新の現代医学で不妊治療をしても、中々うまくいっていないのが現状なのです。

一方、漢方薬などを中心とする東洋医学では、まず第一に取り組むのが、妊娠しやすい体質「土壌」を作り上げるところが、先端医療とは目先が違うのではないかと思います。

農作物を育てる時、土作りが一番大切であることはご存知の通りです。

化学肥料や農薬を長年使った畑はガチガチに硬く、苗を植えても根腐れを起こして野菜は育ちません、そんな時は、2~3年は雑草を繁らせて畑に鋤き込み、堆肥などの有機肥料を与えて、土地をフカフカの肥えた状態にすることです、そうすると化学肥料や農薬を使わずに、美味しい丈夫な野菜が育ちます。

女性の身体も、妊娠しやすい人のお腹は、つきたてのお餅のようにふわっとして弾力性がありますが、妊娠しにくい人は、硬く突っ張っていて、冷たくなっている傾向があると言われます。原因は「冷え」や、古血が溜まっている「鬱血」、ストレスによる「自律神経の乱れ(気の滞り)」、動物性食品などの過食による「食毒」など、いろんなことが絡み合って、妊娠しにくい状態になっているのです。この赤ちゃんを育む土壌である母体が、しっかりしていないと、いくら治療してもあまり効果があがらないようです。

西洋医学の技術と東洋医学の知恵をいいとこどりする

現代医学での不妊治療は、原因を検査して、その原因が解れば、それを改善させるための治療に専念します。とても理論的・合理的であり、シャープな結果が期待できます。

昔は、今のような高度な不妊治療はなく、悩んでいた方も、現代だったら授かる命もあったかもしれないと思います。ですから私個人としても、悩んでおられる方は高度医療を試さない手はないと思うのです。

しかし、高度医療を長年試して、なかなか良い結果に結びつかない方々が、当店で相談を受けていただき、カラダ作りに専念された結果、自然に妊娠される姿を目の当たりにするたびに、どうしても「赤ちゃんが授かりやすい体づくり」を避けては通れないと確信するのです。

少し「たとえ話」をします。
あなたが大学を受験するとしましょう。もしあなたが基礎学力を、おろそかにしていれば、いくらあなたが高校3年の夏休みから、頑張って何度も過去問を解いてみても、目標の大学に合格することは、難しいでしょう。反対に、基礎的な学力をしっかり身に着けていれば、もしかしたら最後の追い込みもないかもしれません。そんなものです。

元気な赤ちゃんを授かるための根本改善

【冷え性を改善する】

不妊の根本原因としていろいろな要素がありますが、特に、冷え性は妊娠の大敵です。冷え性は、体の末梢血管の血行が悪くなることで起こります。

温かい血が体の隅々にまで行き渡らなくなり手足が非常に冷たくなる以外に、頭痛、肩こり、腹痛、下痢、生理不順、不眠、集中力の低下などの症状が出てくることがあります。

冷え性の方は一般的に、子宮や卵巣の働きは低下していますし、子宮内膜も薄い方が多いのです。現代社会は、冷蔵庫やエアコンの普及、また服装も見た目ばかりが強調される時代です。いっそう体を冷やさないための工夫が必要なのです。

昔は年頃になった女性は必ず腰巻をして、お腹を冷さぬようにしていたものです。基本的には下半身を温める服装が大切です。トレンカやレッグウォーマー、靴下などで冷えないようにして、下着も冷えにくい素材のものを使用するとよいでしょう。入浴時は夏でも湯船で下半身をしっかり温める「腰湯」が大切です、シャワーだけで済ませないようにしましょう。

なおみや薬局では、冷え性対策として【温灸】をおすすめしています。手軽にできて、とても効果が高いので皆さんに喜ばれています。

【血行不良をなくす】

食べ物の質によって、あるいは量によって、私たちの血液は粘ります。

流れが悪くなると体の隅々にしっかりと栄養や酸素が運ばれません。さらに、古血が溜まって身体の中に不要な老廃物の塊を作ってしまいます。サラサラ流れるきれいな血液をつくっていくことが大切です。

子宮筋腫、子宮線筋症、卵巣膿腫などは血行不良が背景に横たわっています。

【栄養素不足を解消する】

現代人は食べるものは十分に食べていますが、本当に必要なものが全く足りていません。

ほとんどの方が、「カロリー過多」の「栄養素不足」です。これを「現代型栄養失調」と呼んでいます。

原因は、精製食品や加工食品といった文明食、そして野菜の栄養価の減少です。現代人のほとんどの体調不良の根底には、この栄養素不足が隠れています。昔の人と現代人の一番の違いはここだと言っていいでしょう。

天然の素材で積極的に微量栄養素を補充して、身体の機能を早く本来の姿に戻してあげましょう。

【ホルモンバランスを整える】

ホルモンとは一体何でしょうか?
手や足を動かすのは神経です。

では、排卵したり、精子を育てたりするのは?…そう、これがホルモンなのです。

ホルモンはいわゆるホルモンバランスを整える「指示書」です。神経が電話線ならば、ホルモンは血液にのって運ばれるお手紙です。神経やホルモンを介しての指示が全身に伝わることで、身体は正確に動くことができます。

もともと私たちの体には、ホルモンをうまく出して身体をコントロールしていく仕組みが備わっています。

しかし、このホルモンの分泌量が明らかに少ない場合は、外からホルモン剤として、投与することも必要になってきます。
それで不妊治療の現場では、よくホルモン剤が使われるのです。しかしできれば、自前のホルモンをしっかり分泌できるような身体にしていきたいものです。

当店では、このホルモンの分泌をつかさどる、精巣や卵巣の働きを正常に戻していくための体づくりを行っています。

【有害物質を積極的に身体の外に出す】

これは意外と重要です。妊娠は目標の一つで、目的・ゴールではありません。まず一番の目的は、五体満足で元気な赤ちゃんを無事出産し、育て上げることではないでしょうか。

お母さんは、産めば産むほど元気になると言われています。それはなぜかというと、お母さんがそれまでため込んできた体内の毒素を、妊娠中におなかの中の赤ちゃんと分け合うからだといわれています。

ため込んだ毒素とは、環境ホルモン、食品添加物、残留農薬、重金属類、抗生物質などです。環境ホルモンなどの影響で男性も精子の数が年々減少したり、精子に奇形が出ているという話は、もう皆さんも新聞や雑誌などで一度は目にした事があると思いますが、いくら気をつけてがんばってみても、口から入る食べ物の中に含まれるダイオキシン類(環境ホルモンの代表的物質)や食品添加物などをゼロにすることはできません。

なおみや薬局では、より安心して妊娠⇒出産⇒授乳をしていただくために、食養生も含めて有害物質を体外に排出していく身体づくりを、確証あるデータに基づいて提案しています。

【ストレスを解消する】

女性・男性にかかわらずストレスがかかりすぎると、身体の機能に偏りが出てきます。引っ越しや転職によって、体調がガラリと変わるのはよくあることです。旅行など楽しいことの最中は調子がよくなったりしますよね。

特に男性の精子の状態は、過度の緊張で、精液検査の結果が大きく崩れたりします。当店では裏に隠れた原因をしっかり見つけ出すためにもお一人お一人のお話を時間をかけてじっくり聴いて相談しています。

初回は可能な限りご夫婦で来て頂きたいのもそのような理由からです。だけど何といっても今は赤ちゃん待ちの時間。

「いつでもお腹においで!」と、心と体の準備をする大切な時間です。明るい希望を持ち、夫婦で協力して取り組むことがいちばん大事なことです。
明るい笑顔で良いホルモンをいっぱい出してくださいね。

【嗜好品(たばこ・アルコール)に気をつける】

タバコは吸わないようにしましょう、流産しやすくなるのは勿論、先天異常の原因にもなります。

アルコールも出来れば止めた方が良いでしょう。極端に砂糖が多い食べ物や清涼飲料水、アイスクリーム・ケーキ・チョコレート・シュークリーム・カステラ・ジュース・コーラ・スポーツ飲料など・・・は出来るだけ避けて欲しいものです。

【身体を動かす(運動不足解消)】

運動は体温を上げ、血流を良くし、ホルモンの分泌も改善、内臓に溜まっている脂肪を燃焼する効果があります。

子宮や卵巣に脂肪がベッタリと溜まっていると、排卵しにくくなり、ホルモンの伝達も悪くなります。

ある助産院では、出産まで一日おきに4km歩かせるところもあります。また毎日の「雑巾掛け」を奨励しているそうです。雑巾掛けは内股の筋肉をつけ、流産や早産を防止するためには最適だそうですね。

筋肉が少ない→体温が低い→代謝が悪い→血流が悪い運動により筋肉ができると、冷えにくくなります。体温の上昇で免疫力はアップしますので風邪なども引きにくくなりますよ。

【疲れをためない】

帰宅してからの第一声が「あ~、つかれた・・・」ではありませんか?ひとつ想像してみてください。
全身が疲労している状態で、卵子や精子だけがピンピン元気にしているということはあるでしょうか?

慢性的に疲れているということは、身体に「余力」がないということです。必然的に新しい命を育む力も失われています。

なおみや薬局で体づくりをされる方の多くは、まず疲れが取れていくことで、身体が変わっていくことを実感されます。
もちろん、日頃から、疲れをためないような生活を心掛けることも大切です。

【良い食事の摂り方をする】

食事は基本的に「和食」が理想です。日本人が昔から食べている献立で、調理法は、煮る・炊く・蒸す・焼く・和える、が中心です。油を使った料理はありません。

食生活はとても大切な要素です。戦後、日本人の生活の中で大きく変わってしまったもののひとつがこの食生活でしょう。

食材は、採れる場所や採れる時季によって、性質が大きく異なります。身体を温めるもの、冷やすもの、緩めたり発散するもの、収縮させるもの、溶かすもの、固めるもの・・・

スーパーでは季節外れの食材が並び、みんな疑問に思わず食べていますが、本当は、その季節にあったもの、そして身体の状態にあったものを食べるのが理想です。

ファーストフードやコンビニのものばかり毎日食べるのは論外ですが、一般的に子宝で悩んでおられる方は、体も心も冷えている方が多いので、温める力のある食材を少しでも食事に取り入れることをおすすめします。

東洋医学では、食べ物(食材)を3つの性質(食性)に分けています。陽(温・熱)は体を温める食べ物、陰(涼・寒)は、体を冷やす食べ物、平は陽、陰のどちらにも偏らない中間の穏やかな性質の食べ物です。これらを表にまとめましたので、参考にしてみてください。(但し、いくら温めるものがいいとは言っても、動物性食品は血液を粘らせるので少なめに、穀物やお野菜・豆類・イモ類・海藻類など、植物性のものを中心に摂ることに留意してくださいね)

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以上、おもに11項目の身体づくりのうち、あなたができることから始めていただければ、と思います。

ご相談では、あなたの体質をよく聞いて見極め、弱いところを中心にアドバイスさせていただきます。