昨日は漢方研究会の研修会がホテル金沢で開催されました。
北陸三県の漢方薬剤師が集う貴重な機会なのです。
なんとこの私が、本年度からこの歴史のある漢方研究会の会長を務めてさせていただいております。
漢方薬の敷居の高さ、時間がかかる、飲みにくいなどのイメージを払拭するためにも会長を引き受けました!
大きなプレッシャーはありますが、昨日の研究会でも新しいカタチを取り入れて、参加された先生方から「参加して良かった!」「もっと勉強しようと思った!」などの声をいただきました。内心はホッとしています。
さて本題ですが、
今年は予報通り北陸地方の花粉の飛散量がとても多く、花粉症で苦しんでいる方が多いです。
花粉症と言えば・・・「鼻水、くしゃみ、目のかゆみ」と思われますが、近年のお客様の症状をみていると、
じつは鼻づまり、咳・痰、めまい、肌の赤み・かゆみ、不眠、イライラなど多岐にわたることがわかってきました。
原因はもちろん花粉ばかりではなく、この季節特有の寒暖差や黄砂やホコリや乾燥、そしてストレスや疲れなどが考えられます。
昨日の研究会の症例検討では、
症例1)40代男性 10年来の鼻閉(鼻づまりで臭いを感じない状態)が漢方薬(ビスキン)を3日間服用したら鼻が通った。
症例2)80代女性 ここ数年ずっと痰がかかりゴロゴロした感じが続いていました。漢方薬局で相談すると後鼻漏の疑いがあるとのことで、
漢方薬(ビスキン)を服用したら、喉や痰がスッキリして、鼻も涼しくなりました。
症例3)60代女性 長年耳鳴があり、自律神経の乱れからめまいやイライラなどもありました。漢方薬(サイロ)と温灸をはじめて、夜の眠りが改善され、耳鳴りもあまり気にならなくなりました。
上記の症例はあくまで参考まで。漢方相談では、お客様の状態や体質を見極めて適切な漢方薬等を渡します。ピッタリ合った漢方薬を服用すると比較的早く効果を実感できるのですよ!
気になる症状がずっと長引いている方は、漢方薬剤師に相談して、ぜひ一度漢方薬を試してみて下さいね♪
昨日は好天でホテルから市内~白山までキレイに眺めることができました。素晴らしい仲間との研究会も盛り上がり、とても有り難い1日になりました。感謝