自分の身の回りに存在する物の「距離感」「大きさ」「スピード」についてすばやく正確に把握し、認識する能力のことを「空間認識能力」と言い、スポーツ選手には欠かせない能力のひとつです。
我が家の子ども達も、剣道や野球など空間認識力が求められるスポーツを行っています。
またスポーツだけではなく、空間認識力は学習にも大切です。算数の図形問題や物理なども空間認識力を高めるとアップすると言われています。
しかし、空間認識に深く関わりがある身体の器官は「小脳」で小脳の発達は10歳頃までと言われています。
えぇ~、もう手遅れなの!?
そんなことはありません。
空間認識能力は今からでも高めたり鍛えることが可能なのです。
今回は、スポーツや勉強を頑張る子にぜひ知ってもらいたい「空間認識能力の高め方」についてお伝えしたいと思います。
その①
良質なミネラル・ビタミンをバランス良く補給する
ミネラルやビタミンが足りないと「神経伝達物質(アドレナリン、GABA、セロトニンなど)」がうまく作れず、結果的に空間認識力が低下して働きにくくなります。下図は「神経伝達物質の合成過程」、合成には複数のミネラルやビタミンが関わっています。
偏食や外食が多い方はもちろんミネラルやビタミンが足りなくなります。ただ毎食バランスよく食べているつもりでも、①リン酸塩の過剰摂取②精製された油の使用③水煮食品の増加 これらの原因でミネラルやビタミン不足になっている方が増えています。それが「新型栄養失調」です。
しかし現代の環境ですべての栄養素をバランスよくしかも良質な天然成分でとることは難しいのが現実。
そこで我が家でも取り入れているのが「バイオリンク健康法」です。バイオリンクを毎食食べることで、天然成分として69種類の良質なミネラルやビタミンなどをバランスよく補充します。
ソフトバンク高橋純平投手の体づくりの秘密がコレ。子どもの頃からずっと食べ続けて現在に至ります。
手前味噌ですが、我が家の長男も高1で180cmを軽く超えました。私より10cmも高くなりました。私の子どもの時には「バイオリンク健康法」は我が家になかったです。
その②
自分で部屋などの整理整頓をする
空間認識能力を高める2つ目の方法は「部屋の片付けや模様替え」です。
部屋の片付けや模様替えは、決められたスペースを効率良く使わないと、上手く部屋が片付きません。そのため、上手く片付ける工夫は空間認知能力を働かせてくれます。つまり、部屋の模様替えは空間認識能力を鍛えるのには最適だと言うことです。
しつけとしても整理整頓は大切ですね。
ただ、親が「片付なさい!」と叱っても中々自分から片付けを出来ないのも事実です。
そんな時には「惜しいね~○○くん。部屋の片付をどんどんすると空間認識力が鍛えられて、成績がアップするみたいだよ」みたいな声掛けをされてはいかがでしょうか。
その③
正しい姿勢で空間認識力を働かせる
空間認識能力を高める3つ目の方法は「正しい姿勢でいること」です。
ソファに寝そべって頭が斜めになった状態でテレビを見ていると、映像の中での位置や形などが理解しづらくなる。こんな経験はありませんか?姿勢が正しく保たれないと身体のバランスが崩れ、空間認識能力が働きにくくなると言われています。
逆に正しい姿勢、水平な目線を維持すると、物事を正確に理解したり、身体をコントロールしたりすることがしやすくなります。
また食事の際の姿勢、勉強中の姿勢は大切です。
食事中の姿勢が悪ければ、せっかくの栄養素の吸収も落ちるかもしれません。勉強の姿勢はテストの結果にも影響するというデータもあります。
正しい姿勢をつくるために良い方法は、丹田(へその少し下)に意識をもっていくこと。座禅なども有効でしょう。さらに、頭のてっぺんを何かで釣り上げられているイメージをもつと自然に姿勢が良くなります。
その他にも空間認識力を高める方法として
ジグソーパズル、絵やイラストを描く、小さなお子さんなら外遊びをたくさん行うと良いでしょう。
今回は空間認識力を鍛える方法をご紹介しました。
一番お伝えしたかったのは、空間認識力や集中力を高めるためにも、毎日の食事が大切ということ。
お客様に食事の大切さを伝える例え話として「良い家をつくるために何が必要ですか?」とお尋ねします。
まずは、良い材料が必要です・・・これがタンパク質、炭水化物、脂質にあたります。
つぎに腕のいい大工さんが必要です・・・これが酵素にあたります。
材料と大工さんだけで良い家は建ちません。
せっかく腕の良い大工さんでも、大工道具がないと働けないですよね。
つまり大工道具が・・・ミネラルやビタミン(補酵素)にあたります。
そして、家でも基礎工事は大切です。基礎がしっかりしていないと良い家でも傾きます。
人間に例えるなら基礎の部分は、「血液と腸」にあたります。
少し話がそれてしまいましたが、今日はこんなところで。