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クスリの副作用が原因で亡くなる方は、交通事故の約20倍!!

日頃から、お客様や子ども達(薬物乱用防止教室にて)お伝えしていることですが、

クスリにはプラス(主作用=期待する効果)とマイナス(副作用=期待しない作用)があり、プラス<マイナスになるケースが少なくありません。

自覚していないマイナス作用もあり、重篤な副作用が出た場合は死に至ります・・・

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欧米では副作用による死亡に関する調査研究が行われており、

米国では、年間10万人以上(推計)の方が、何らかのクスリの副作用で死亡という衝撃的な数字が出ています。※全米医師会報、トロント大学研究報告より

 

翻って、世界一のクスリ大国・日本はどうでしょうか?

残念ながら、日本ではこのような「副作用死」に関する調査研究は行われていないようです。

となると、推測するしかありませんが、日本の人口が米国の4割なので、副作用死も4割の年間4万人ほどになるのでしょうか。

ところが、そう単純に計算できないようで、日本の副作用死も年間10万人を超す可能性もあります。

その最大の理由は、欧米では医師の1回の処方はクスリ1種類が基本ですが、日本では1回に4種類以上のクスリが出るのが当たり前です。また、高齢者では10種類以上という方もおいでます。

「多剤投与」の画像検索結果"

「交通事故」の画像検索結果"

2018年の交通事故死者数が3532人ですから、クスリの副作用死者数は20倍以上になるということです。

「肝機能低下 高齢者」の画像検索結果"

肝臓や腎機能が低下して、解毒分解能力が低下した高齢者は、ただでさえリスクが大きいです。そこに4~10種類ものクスリを長期間服用すると、どうなるでしょうか?

その結果、おじいちゃんやおばあちゃんが、クスリの副作用で命を落とすやすくなるのも察しがつきます。

 

私は薬剤師だからこそ、クスリのおかげで助かる命や症状が劇的に改善することもわかっています。

ただ、現在の多剤投与(4種類以上の服用)の現状は、何とかしなくてはいけません。

医師や薬剤師など医療従事者だけの問題ではなく、言葉はきついですが、クスリを求める・好む患者さんの意識や行動の変化も大切だと思います。

【本日のまとめ】

〇4種類以上のクスリを飲んでいる方は、医師や薬剤師と相談して見直してください。かなり危険な状態です。

〇クスリの数が増えれば増えるほど、副作用のリスクは加速度的に増えます。

〇自己判断で減らして良いクスリと良くないクスリがあります。信頼できる専門家に相談して下さい。

〇減薬を希望する場合は、カラダを変える必要があります。食生活習慣を何も変えないで、クスリだけ減らすのは難しいことが多いです。

 

漢方の自然薬舗なおみやでは、減薬のサポート、クスリの副作用軽減アドバイスなども行っております。

漢方薬と言えども、使い間違えれば副作用が出ます。副作用の少ない現代人向け漢方薬もございます。

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